地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
ワンピースの裾はめくれ上がり、白くて細い足が惜しみ無く曝されてる。

胸元も服がズレて……豊かな谷間がお目見え真っ最中。



「無防備過ぎ……」


色気たっぷりの杏チャン。

本人は…絶対に自覚ねぇけど。


しかし…あまりにもヤバイ姿なので、ベッドに寝かせた。


下に座り、寝顔を眺める。


「………真っ白な子猫だな」



サラサラの黒髪を撫でた。



「ん………」

「杏?」

「ん…………」


長い睫毛が震える。

ゆっくりと大きな目が開かれた。



「はよ。目…覚めたか?」

「………り……く……」

「ん?」


再度、綺麗な髪に指を通すと―、

ギュッと人差し指を掴まれた。



「………仕事…大丈夫…?」

「あぁ」

「会社…行かなくても良いの?」


ぽつりぽつりと途切れがちに、問い掛けてくる。
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