地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
真っ黒なオーラを感じ取り、慌てて泡を洗い流した。


「はい、背中も流せよ」

「…………」


ニッコリと満面の笑顔で、タオルを差し出され……仕方なく受け取る。


「このセクハラどすけべ変態俺様野郎……」

「何か言ったか?」

「何でもごじゃりません…」


さらに黒くなったオーラに気圧され…小さくなった。

閻魔大王のバカ!変態バカ殿様!!

心の中で、散々悪態をつきながら黙々と済ませる。

閻魔大王は、終始ご機嫌だった。


「はい、杏ちゃん交代〜〜♪」

「え゛…イヤ……結構です…」

「遠慮すんな。ちゃんと洗ってやるから♪」


とっさに、逃げようと試みたが…


「つ〜かまえた……」

「ヒィ!!」


ニヤッと企むような笑みを浮かべた閻魔大王に捕まってしまい……


「杏ちゃん…遊ぼっか?」


好きなように…散々遊ばれた。
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