地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
あたしの首に小さな手をまわす飛鳥君の頭を撫でる。


「まだお名前を伺ってなかったわ…あの時は、お礼もしなくてごめんなさいね?」

「いえ……たいしたことないですから。気になさらないで下さい。あたしは吉川と言います」


ペコッと頭を下げた。


「あら……あなたがあの吉川未子さんなのね……」

「え…名前をどうして……」


問い返しても…飛鳥君のお母さんは、「うふふ…」と笑うだけ。

謎は解けなかった。



「お兄ちゃんは、何年生?」

「さん!」

「3年?…あたしと同じだね」

「おねえちゃんも、しってるとおもうよ?」

「あたしが…?」

「うん」


ニコッと笑う飛鳥君の案内で…
お兄ちゃんがいるという場所へ向かう。




しかし――――…


ついた場所は……
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