地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
その時だった。


「飛鳥……!」

「なあに?蓮おにいちゃん」

「離れろ!」

「いやだ…きもちいいんだもん」


飛鳥君……まだ幼いから許されるけど、大人だったらかなり恥ずかしいことを言ってるよ…。


「飛鳥、吉川さんに迷惑かけちゃダメでしょう?」


菫さんが、飛鳥君を叱る。

「飛鳥…いい加減にしろ」


地獄の底から低い声で、飛鳥君を睨み付けた会長。


「おねえちゃん……イヤ?」

「え……」


あたしに答えろってですか?


「あ…うん……飛鳥君、やめよっか?」

「……おっぱい、やわらかかったのに」

「アハハ……」


あたしが言ったからなのか、すぐに制服の中から手を抜いてくれた。
< 259 / 657 >

この作品をシェア

pagetop