地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
約1時間程度が経過した頃……。


「みーちゃんお待たせ!」
「未子、次だよ」

「・・・・・」


先にやっていた2人が終わった。

あまりのキレイさに、言葉が出ない。

ヘアーメイクだけで、もう高校生じゃないくらい大人っぽい。


「2人ともキレイ……」

「ありがとう。さぁ未子もしてもらいなさい」

「はい………」


零ちゃんに手を引かれ、大きな鏡の前の椅子に座らせられた。


「じゃあ、この子もよろしくお願いしますね」

「かしこまりました」


零ちゃんの言葉にニコッと鏡越しで、美容師さんに微笑まれ………もう身を任せる。

あたしも1時間程でヘアーメイクが終了した。


「次は、未子一人になるけど……大丈夫だよね?」

「へ?」


零ちゃんに言われて…あたし一人が車から、あるお店の前で下ろされる。
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