地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
柚莉…サラっと話すあなたの充分スゴイです。

知らなかった相澤君のお家のこと……出会って3年目にして、ようやく知りました。


「ホント…他人の家柄に興味ないな」

「なんで家を気にしなきゃいけないんですか?皆、ただの高校生じゃないですか」


ぽんぽんと会長に頭を撫でられ、会長を見上げて、質問する。


「こういう場所なら、ちょっとは気にしますけど……普段は会長だって、普通の男の子じゃないですか」

「………フッ…」

「なんで笑うんですか?」


問い掛けても、会長をなぜか嬉しそうに微笑むだけで……。

あたしは、ずっと頭を撫でられていた。



「あなたが、相澤君の彼女!?」

「はい」


零ちゃんとありさちゃんコンビが、柚莉を見つめる。

零ちゃん達も、相澤君には面識があったみたい。
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