地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
2人でいられる時間を大切にしようと思えたんだから…。
普通のカップルじゃ…一生経験しないことを、あたし達はしてきた。
辛くて…泣いてばっかりの経験だったけど………。
「それでも……振り返ってみると…今に繋がってるから…良いことにしてるんです」
陸と腕を絡めたまま、ニコッと微笑んだ。
「総監。……巻き込まれることを恐れてたら、事件は解決出来ないでしょう?」
陸は、クスッと笑みをこぼし、あたしの頭を撫でて抱き寄せる。
「もう大丈夫です。あの事件から2年が経ちましたが…、あの時以上に辛いこともありました。次に何が起こっても、杏を手放すことだけはしませんから」
泰造さんに向かって…はっきりと言った陸。
あたしを抱きしめる腕にも、力が入った。
普通のカップルじゃ…一生経験しないことを、あたし達はしてきた。
辛くて…泣いてばっかりの経験だったけど………。
「それでも……振り返ってみると…今に繋がってるから…良いことにしてるんです」
陸と腕を絡めたまま、ニコッと微笑んだ。
「総監。……巻き込まれることを恐れてたら、事件は解決出来ないでしょう?」
陸は、クスッと笑みをこぼし、あたしの頭を撫でて抱き寄せる。
「もう大丈夫です。あの事件から2年が経ちましたが…、あの時以上に辛いこともありました。次に何が起こっても、杏を手放すことだけはしませんから」
泰造さんに向かって…はっきりと言った陸。
あたしを抱きしめる腕にも、力が入った。