地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
でも……東雲の生徒会メンバーなんだし、学園に帰らなきゃ。
「…会場に戻ろう?」
陸が来たおかげで、結構休憩は出来たから、パーティーに戻らなきゃ…零ちゃんにメール入れたままだし、そろそろ探されるかも…。
ベンチから立ち上がり、陸の手を引っ張る。
陸だって、祥お父様の代理で来てるんだから…戻った方が良いよね?
なのに。
「悠か?」
「へっ…?」
突然、携帯を取り出して、相澤君に電話をかけ始めた。
「上手くやっといてくれ」
そう一言告げると、通話を切る。
「陸…?」
「行くぞ」
フッと微かに笑うと、あたしの手を握って、ホテルの方へ歩き出した。
会場に戻るものだと、思っていたのに───…
陸に連れて来られた場所は──…
─────ホテルの一室。
「…会場に戻ろう?」
陸が来たおかげで、結構休憩は出来たから、パーティーに戻らなきゃ…零ちゃんにメール入れたままだし、そろそろ探されるかも…。
ベンチから立ち上がり、陸の手を引っ張る。
陸だって、祥お父様の代理で来てるんだから…戻った方が良いよね?
なのに。
「悠か?」
「へっ…?」
突然、携帯を取り出して、相澤君に電話をかけ始めた。
「上手くやっといてくれ」
そう一言告げると、通話を切る。
「陸…?」
「行くぞ」
フッと微かに笑うと、あたしの手を握って、ホテルの方へ歩き出した。
会場に戻るものだと、思っていたのに───…
陸に連れて来られた場所は──…
─────ホテルの一室。