地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
電気もつけないまま…小さなオレンジ色の明かりだけが点く薄暗い部屋の中、陸の表情だけは…はっきりとわかる。
「……帯…解いて良いよな?」
甘くて…意地悪で、大人っぽい色気があるのに…小さな子供みたいに、キレイな瞳。
まっすぐな瞳に見つめられて、体温が上がった。
陸の顔は、もう数センチ先にある。
もう無理だ……今夜は、絶対帰してもらえない。
あたしは……
フェロモン全開の帝の仰せのままに従うだけ…。
「……いいよ……」
そう答えた瞬間…クスリと笑った帝に、唇を塞がれる。
「……待っ…て…シャワー」
「無理。止められるかよ」
シュル……カサ……
背中にまわされた陸の手が、あたしの着物の帯を解く音が聞こえた。
「……帯…解いて良いよな?」
甘くて…意地悪で、大人っぽい色気があるのに…小さな子供みたいに、キレイな瞳。
まっすぐな瞳に見つめられて、体温が上がった。
陸の顔は、もう数センチ先にある。
もう無理だ……今夜は、絶対帰してもらえない。
あたしは……
フェロモン全開の帝の仰せのままに従うだけ…。
「……いいよ……」
そう答えた瞬間…クスリと笑った帝に、唇を塞がれる。
「……待っ…て…シャワー」
「無理。止められるかよ」
シュル……カサ……
背中にまわされた陸の手が、あたしの着物の帯を解く音が聞こえた。