地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
お昼が近いということもあり、
5人分のご飯を作った。


パスタ、サラダ、スープ。


皆で食べるのは、2回目だけど…今回も好評。

「おいしい」と言ってもらえて、すごく嬉しかった。


そして、午後からは生徒会の仕事。

『特別体育授業』について。


ご飯の後片付けをして、コーヒーを入れ直す。

やかんで、お湯を沸かし始める。


キッチンには、あたし一人。

皆はリビングのソファーに座り、行事の計画書の話し合いをしてる。



「ねぇ〜〜未子〜〜?」

「ん〜〜?」

「昨日、どこに泊まったの?」

「・・・え゛」


突然の質問。

ドキン…と、心臓が一際大きく鼓動を打った。


リビングにいる零ちゃんが、キッチン内にいるあたしを見つめる。
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