地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
深夜に、学園を抜け出したことで…会長に目をつけられた。


その日の放課後。

生徒会室で、来週に迫った特別体育授業の書類を作っていた時…。


ずっと……会長からの鋭い視線を全身で受けていた。


ほかの皆は、なんでかニヤニヤとした目で…あたしと会長のことを見てたんだけど。


いくら会長に、怒られようが、止められようが…見回りをやめるつもりはない。

早く事件を解決しなきゃいけないもんね。



会長の睨みをスルーして…仕事を済ませ、また夜が来た。


今日は、12時に部屋を出る。


静かに部屋のドアを閉めた瞬間…


「………また散歩か」

「…なんで会長がいるんですか」


通路の壁に寄り掛かり、まるで待ち伏せをしていたかのように…会長が立っていた。
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