地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
会長にお礼を言って、部屋を出る。


隣の自分の部屋に戻った。

隣の部屋で眠る零ちゃんを起こさないように、慎重に自室へ入る。

電気をつけて、時計を見た。


「……3時か……」


いつもより、1時間多く寝れる。

パジャマに着替えると、すぐにベッドへ潜り込んだ。


左腕の肘から下にかけてのケガ。

この時までは、ほとんど痛みはなく…別に辛いとも思わなかった。



しかし………。


午前6時50分。


「ん゛………熱い……」


体が、焼けるような熱さを感じて…目を覚ます。

特に、気温や湿度が高いわけでもない。


ただ……


「いった……」


激しい頭痛と重度の吐き気に、襲われた。
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