地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
「……妖怪なんて、いるの?」
西国が尋ねる。
「…いるよ。そこら中に」
ボソッと杏が答えた。
「約2年前か、芸能界で、死因不明の殺人事件が起こっただろ?」
「うん…」
「それ、妖怪の仕業。ちなみに杏が、そいつを退治した」
「………」
全員の目が、杏に向けられる。
本人は、首筋に顔を埋めたまま動かねぇけど…。
「未子にそういう力があるのは、わかったけど…。別に、偽名まで使わなくても良いんじゃない?」
フーッ…。
もうひとつの秘密ですか…。
朝比奈の問い掛けに、全員が「そうだ」と首を振った。
「…偽名なのは、色々と理由があるが、1番の理由は……この学園が、金持ちばっかだからだな」
「へ…?東雲だから?」
「…東雲じゃなかったら、本名で編入してただろーな」
まだ…わからねぇか………。
西国が尋ねる。
「…いるよ。そこら中に」
ボソッと杏が答えた。
「約2年前か、芸能界で、死因不明の殺人事件が起こっただろ?」
「うん…」
「それ、妖怪の仕業。ちなみに杏が、そいつを退治した」
「………」
全員の目が、杏に向けられる。
本人は、首筋に顔を埋めたまま動かねぇけど…。
「未子にそういう力があるのは、わかったけど…。別に、偽名まで使わなくても良いんじゃない?」
フーッ…。
もうひとつの秘密ですか…。
朝比奈の問い掛けに、全員が「そうだ」と首を振った。
「…偽名なのは、色々と理由があるが、1番の理由は……この学園が、金持ちばっかだからだな」
「へ…?東雲だから?」
「…東雲じゃなかったら、本名で編入してただろーな」
まだ…わからねぇか………。