地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
めちゃくちゃに可愛がってやりたいし、めちゃくちゃにイジメて…俺の腕の中で泣く姿も見たい。


昨日みたいな泣き顔には…させたくねぇけど。



「………杏……」

「あ──…?」


名前を呼んでみる。

呂律のまわってない声で返事をすると、ニコッと微笑まれた。


「だぁ──……」


赤ちゃんみたいな声を出すと、俺の首に手を伸ばしてくる。

背中に腕をまわして、抱き寄せた。

デカくて柔らかい胸が、服越しに当たる。


また無意識に誘惑された───。


一度始まった本能は、止まらない。


癒しスポットの谷間に、顔をうずめて…舌を這わせる。


「……っ……りー……だめ…っ」


『ダメ』と言われると、さらにイジメたくなるもので────。


もう一度ソファーに押し倒した。
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