地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
─────2時間後。

ベッドの下に落ちてた服を適当に着る。


「…杏を眠らせるのは、ヤるのが1番だな」


本能のままに、運動したもんで…何回シたのかも覚えてない。

疲れ果てたのか……杏はぐっすりとベッドで熟睡中。

たぶん……あと数時間は起きないはず。


う〜ん…病人に無理させたかな。

でも、ちゃんとつながる前に、杏に確認はしたし…。

あとで、怒られたって……うん。気にしない。



冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して、ベッドに腰掛ける。


「……ん〜……りー……」

ぺたぺたとベッドを触り、手探りで俺を探す杏。

起きられると、また大変なので…すぐさまベッドに横になり、杏の体を引き寄せた。

俺が隣にいることがわかったのか…スヤスヤと安心しきって眠る。

杏の寝顔につられて…俺も瞼を閉じた。
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