地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
あたしは、週末を寝込んで過ごしていたので…忘れていた。
本日は………
「出発いたします」
「はい、よろしくね」
『特別体育授業』だったのです。
クラス別で豪華バスに乗り込み、大型プール施設へ向かう。
しかし、生徒会メンバー5人は…また別のバスで。
お互いが向かい合うような作りになっていて、5人では充分過ぎるゆったりとしている。
あたし達も、クラス別の最終バスを見送った後…出発した。
「…………。」
今…言わなきゃ。
陸から説明はしたと聞いたけど、あたしの口からは、何も言ってない。
黙ってたこと。
素性を隠していたこと。
あたしの口から、謝らなきゃいけないよね。
「………あの……」
「ん?」
零ちゃんが、あたしを見た。
本日は………
「出発いたします」
「はい、よろしくね」
『特別体育授業』だったのです。
クラス別で豪華バスに乗り込み、大型プール施設へ向かう。
しかし、生徒会メンバー5人は…また別のバスで。
お互いが向かい合うような作りになっていて、5人では充分過ぎるゆったりとしている。
あたし達も、クラス別の最終バスを見送った後…出発した。
「…………。」
今…言わなきゃ。
陸から説明はしたと聞いたけど、あたしの口からは、何も言ってない。
黙ってたこと。
素性を隠していたこと。
あたしの口から、謝らなきゃいけないよね。
「………あの……」
「ん?」
零ちゃんが、あたしを見た。