地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
ピキッと、固まる男子生徒会役員2名。


「……グラドル?」

「ま〜さ〜とぉ〜〜??」

「…いや……」


西国君の耳を零ちゃんが引っ張る。

かなり痛そう……。


会長は…思いっきり顔を反らしました。

なんか……顔赤い?



「おいっ……あの子…」

「スゲーな…」

「触ってみてぇ…」


周りから、じろじろと男子生徒達の視線を感じる。

自意識過剰かな?


首を傾げて、パーカーを畳んだ。


貸し出し無料のところへ行き、大きな浮輪を借りる。

イルカが描かれてあり、カワイイデザイン。



一応…病み上がりなので、今日は浮輪でプカプカするだけと決めていた。

陸からも「無理はするな」と口すっぱく言われたからね……。
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