地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
下を向いてると、涙が溢れてきそうなので…ゆっくりと顔を上げる。
そして、二宮さんの首辺りで視線が止まった。
「え……ぁ……っ…」
あたしが見間違えるはずがない。
だって、ついこの間まで身につけてたんだもん。
二宮さんの首には、陸がつけてるネックレスと同じモノがあった。
同じって言っても、サイズは少し小さい。
陸のモノとペアなんだとわかった。
「……あたし……要らないモノなんですね……」
いつからだったんだろう?
陸の邪魔モノになったのは…。
「私からの話は終わりよ。バカでもわかるわよね?」
クスッと笑うと、席を立つ。
─────陸と別れて。
言葉にしなくても、もうわかってた。
支払いを済ませて、レストランを出た。
そして、二宮さんの首辺りで視線が止まった。
「え……ぁ……っ…」
あたしが見間違えるはずがない。
だって、ついこの間まで身につけてたんだもん。
二宮さんの首には、陸がつけてるネックレスと同じモノがあった。
同じって言っても、サイズは少し小さい。
陸のモノとペアなんだとわかった。
「……あたし……要らないモノなんですね……」
いつからだったんだろう?
陸の邪魔モノになったのは…。
「私からの話は終わりよ。バカでもわかるわよね?」
クスッと笑うと、席を立つ。
─────陸と別れて。
言葉にしなくても、もうわかってた。
支払いを済ませて、レストランを出た。