地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
じいちゃんやお父さん達にもバレたくないから、術を何重にもかけて隠してる。
お陰で、今のところ誰にもバレてない。
柚莉だって気づいてないんだから。
傷と無数の手形。
一般の人が見たら、恐ろしすぎて震えそうだけど、あたしはもう怖くなくなった。
あれほど、毎晩怖がってたのに。
“繭ちゃん”の存在を認めたときから、怖くなくなった。
毎晩、あの夢は見るけど……怖いとは思わなくなったの。
「……お迎えこないのかな?」
包帯を巻き直しながら呟く。
お迎えっていうのは、“繭ちゃん”のいる世界からのお迎え。
黄泉の国からの………。
お迎えが来たら、あたしが逝く代わりに被害者3人を元に戻してくれるように、頼んでみようっと。
そしたら、仕事は終わるし……要らないモノもいなくなるから。
陸にとっても、二宮さんにとっても、ハッピーエンドで終われるよね。
フフフ…と笑って、包帯を巻き終えた。
ボーっとしていると、また携帯が鳴る。
お陰で、今のところ誰にもバレてない。
柚莉だって気づいてないんだから。
傷と無数の手形。
一般の人が見たら、恐ろしすぎて震えそうだけど、あたしはもう怖くなくなった。
あれほど、毎晩怖がってたのに。
“繭ちゃん”の存在を認めたときから、怖くなくなった。
毎晩、あの夢は見るけど……怖いとは思わなくなったの。
「……お迎えこないのかな?」
包帯を巻き直しながら呟く。
お迎えっていうのは、“繭ちゃん”のいる世界からのお迎え。
黄泉の国からの………。
お迎えが来たら、あたしが逝く代わりに被害者3人を元に戻してくれるように、頼んでみようっと。
そしたら、仕事は終わるし……要らないモノもいなくなるから。
陸にとっても、二宮さんにとっても、ハッピーエンドで終われるよね。
フフフ…と笑って、包帯を巻き終えた。
ボーっとしていると、また携帯が鳴る。