地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
目の前に立っていた人物を、目を見開いて見つめる。

それくらいに、現れた人物は意外だった。


その人の第一声は………。


「……高3でブランコなんて、ガキっぽいな」

「…ガキじゃありません」


普通の『どうした?』ではなく、毒舌。

ムカついて言い返す。


「…会長に公園とか似合いませんね?」

「……もう一度言ってみろ」

「…会長に遊具で遊ぶ時期があったなんて…想像できませ……うがっ…!?」


言い返したら、逆鱗に触れたのか…頬を摘まれた。

八岐大蛇降臨。

ギロリと睨まれる。



「ばめでぐだざい……」

「………」


あまりの痛さに、降参すると…すぐに解放してくれた。


この八岐大蛇めっ!

調伏してやりたいくらいだ!
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