地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
ちゅっ♪
「ひゃあぁっ……!?」
「♪〜〜♪〜〜」
あたしの髪を掻き分けて、うなじに口づけられる。
「陸っ!!」
「ん〜〜?」
カプッ……
「……っ……」
耳を甘噛みされた。
思わず声が漏れそうになったのを手で押さえて回避する。
「フ〜ン………?」
ニヤリッと陸が笑ったような気がした。
「ひゃ………」
「いつまで堪えられるかな?」
「り…く…ッ…」
「♪〜〜〜」
首からうなじ、鎖骨にかけてキスの嵐――…。
あたしに触れる手が、いつもより優しくて……体がとろけちゃいそう。
というか―――本気で失神しちゃいそうだ。
「陸っ…………」
ぎゅーっと陸の制服の袖を握りしめた。