地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
入ってきた会長の目が見開かれる。
薄暗い部屋の中だけど、会長に泣き顔を見られたらしい。
ベッドに座ってるあたしの隣に腰掛けた。
「……やっぱり連れてきてよかったな」
「え?」
「…こうやって眠れてないし、1人で泣いてるだろ?」
「………」
俯いて、涙を拭っていると、頭を抱き寄せられる。
「……お前が寝るまで一緒にいてやるから」
「~~~~っ……」
ポンポンと頭を撫でられた。
すがりつくように、会長に抱きつく。
「……一緒に寝て……?」
「………わかったよ」
優しい声での返事が聞こえたと思うと、会長に抱きしめられた。
会長に甘えすぎだとは、自分でもわかってる。
今まで、陸にしかこんなに甘えたことはなかったのに。
でも。
ここまでしなきゃ、自分が壊れそうだった。
そのまま会長と一緒に、ベッドへ倒れ込んだ。
少しずつ。
少しずつ。
言葉に出来なかったことが、あたし達を迷路へ誘い込んでいく。
お互いに、言葉の大切さに気づいた時には、もう遅かった。
薄暗い部屋の中だけど、会長に泣き顔を見られたらしい。
ベッドに座ってるあたしの隣に腰掛けた。
「……やっぱり連れてきてよかったな」
「え?」
「…こうやって眠れてないし、1人で泣いてるだろ?」
「………」
俯いて、涙を拭っていると、頭を抱き寄せられる。
「……お前が寝るまで一緒にいてやるから」
「~~~~っ……」
ポンポンと頭を撫でられた。
すがりつくように、会長に抱きつく。
「……一緒に寝て……?」
「………わかったよ」
優しい声での返事が聞こえたと思うと、会長に抱きしめられた。
会長に甘えすぎだとは、自分でもわかってる。
今まで、陸にしかこんなに甘えたことはなかったのに。
でも。
ここまでしなきゃ、自分が壊れそうだった。
そのまま会長と一緒に、ベッドへ倒れ込んだ。
少しずつ。
少しずつ。
言葉に出来なかったことが、あたし達を迷路へ誘い込んでいく。
お互いに、言葉の大切さに気づいた時には、もう遅かった。