地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
────あの花火大会の日。

会長の告白を受け入れた。


砂浜で、押し倒されて…もう最後までされたって良いと、一瞬思った。

会長になら触れられても…体が拒否反応を示さなかったから。


でも────…。


このまま…最後までしたら、陸がやってることと一緒になる。


単なる“浮気”


自分がされて…いやだったんだから、このまましちゃうのは、ダメだと思った。


「…会長……待って…」

「………イヤか?」

「イヤじゃないよ……でもね……ちゃんと、けじめつけなきゃ…」



優しい会長に、ちゃんとしてた状態で…向き合いたい。

こんな風に…ズルズルと陸と繋がってるのは、やめたいの。


キレイに絶ってから、会長のところへ行きたい。
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