地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
周りにいた生徒達は昇降口に入ったのか、姿が見えない。
ただ、零ちゃんの名前を呼んでる。
「朝比奈様!こちらへ!」
「逃げて下さい!」
みんなが必死に叫んでるけど、当の零ちゃんは、恐怖で逃げることを忘れているみたいだった。
「零ッ……!」
「いけません西国様!危ないですわ!」
下に西国君がいて、零ちゃんのところにいこうとしてる。
周りが危険だから引き留めてるみたいだ。
「……会長、大丈夫ですから」
零ちゃんが危ない中に、何もしないなんてダメだ。
この学園にわざわざ転校してきた意味がないじゃない。
「おいっ!」
会長が叫ぶ中、窓に足をかける。
ここ3階だけど……楽勝かな?
「大丈夫ですってば、零ちゃんはちゃんと西国君のところに返しますから!」
「杏樹!」
怒りと心配の気持ちが混ざった声を背に、窓から下へ飛び降りた。
ただ、零ちゃんの名前を呼んでる。
「朝比奈様!こちらへ!」
「逃げて下さい!」
みんなが必死に叫んでるけど、当の零ちゃんは、恐怖で逃げることを忘れているみたいだった。
「零ッ……!」
「いけません西国様!危ないですわ!」
下に西国君がいて、零ちゃんのところにいこうとしてる。
周りが危険だから引き留めてるみたいだ。
「……会長、大丈夫ですから」
零ちゃんが危ない中に、何もしないなんてダメだ。
この学園にわざわざ転校してきた意味がないじゃない。
「おいっ!」
会長が叫ぶ中、窓に足をかける。
ここ3階だけど……楽勝かな?
「大丈夫ですってば、零ちゃんはちゃんと西国君のところに返しますから!」
「杏樹!」
怒りと心配の気持ちが混ざった声を背に、窓から下へ飛び降りた。