地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
そしたら彼は、キョトンとなった。
“「どこがこわいの?」”
“「同じ人間だよ、どこが怖いっていうの?」”
ニコニコとさっきと変わらない笑顔で、言ってくれる。
そんなことを言ってもらえたのは、初めてで……すごく嬉しかったんだ。
“「あたし……ばけものなんだよ?」”
そう言っても、彼は………。
“「ばけものっていうのは、僕のおねえちゃんのことを言うんだよ」”
って必死に、違うと否定してくれた。
“「つぎにばけものって言われたら…僕もばけものになるっ!」”
それは…闇に侵されていたあたしの心にとって、温かい光の言葉だった。
その後すぐに、彼は家族のところへ行っちゃったけど…。
もう一度……会って、ちゃんとお礼を言いたいな。
あの優しい笑顔を持った男の子に、もう一度逢いたい。
“「どこがこわいの?」”
“「同じ人間だよ、どこが怖いっていうの?」”
ニコニコとさっきと変わらない笑顔で、言ってくれる。
そんなことを言ってもらえたのは、初めてで……すごく嬉しかったんだ。
“「あたし……ばけものなんだよ?」”
そう言っても、彼は………。
“「ばけものっていうのは、僕のおねえちゃんのことを言うんだよ」”
って必死に、違うと否定してくれた。
“「つぎにばけものって言われたら…僕もばけものになるっ!」”
それは…闇に侵されていたあたしの心にとって、温かい光の言葉だった。
その後すぐに、彼は家族のところへ行っちゃったけど…。
もう一度……会って、ちゃんとお礼を言いたいな。
あの優しい笑顔を持った男の子に、もう一度逢いたい。