地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
松沢が杏に抱き着いた。
「すっごく心配したんだからぁ〜〜!!」
「ごめんごめん……もう大丈夫だから」
泣き出す松沢を杏が宥める。
「…大丈夫じゃないだろ。3階から飛び降りて…こっちが心臓もたねぇ」
杏らしいな…。
会長はそういってるが、杏は「するな」と言っても…一度決めたら変えない。
ノミの心臓じゃ…杏と一緒にいるのはムリだ。
「杏樹、滝本君にお礼言いなよ?時間のある限り、ずっと傍にいてくれてたんだから」
松沢が、俺を見ながら…杏に告げた。
「……あ……うん」
「ほら!」
松沢が促すが、杏の視線が、俺に定まらない。
そして…驚愕する一言を言ったんだ。
「……でも、陸……ここにいないじゃん。なんで、本人いないのに言わなきゃならないの?」
「え………」
頭がフリーズした。
「すっごく心配したんだからぁ〜〜!!」
「ごめんごめん……もう大丈夫だから」
泣き出す松沢を杏が宥める。
「…大丈夫じゃないだろ。3階から飛び降りて…こっちが心臓もたねぇ」
杏らしいな…。
会長はそういってるが、杏は「するな」と言っても…一度決めたら変えない。
ノミの心臓じゃ…杏と一緒にいるのはムリだ。
「杏樹、滝本君にお礼言いなよ?時間のある限り、ずっと傍にいてくれてたんだから」
松沢が、俺を見ながら…杏に告げた。
「……あ……うん」
「ほら!」
松沢が促すが、杏の視線が、俺に定まらない。
そして…驚愕する一言を言ったんだ。
「……でも、陸……ここにいないじゃん。なんで、本人いないのに言わなきゃならないの?」
「え………」
頭がフリーズした。