地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
病室にいた全員が、杏を凝視する。
「杏樹何言ってるの?滝本君…ちゃんとここにいるじゃないっ!」
「え………?いるの?」
松沢が俺の腕を掴んで、杏の目の前に連れていった。
しかし……。
「…陸………どこ?」
全く…俺が見えていない。
「…杏……」
名前を呼んで…杏の手を握る。
「………っっ……いやぁあああああ!」
「え…」
握った手を悲鳴と同時に、思いっきり振りほどかれた。
その表情は…恐怖に怯えてて…。
そして、信じられない光景を目の当たりにする。
「………っ……かい……ちょ…」
「杏樹……落ち着け」
杏が、すぐ隣にいた会長に…甘えるように抱き着いた。
会長も、しっかりと抱きしめる。
まるで…会長と付き合っているような……そんな感じ。
俺の世界から…色が失われた。
「杏樹何言ってるの?滝本君…ちゃんとここにいるじゃないっ!」
「え………?いるの?」
松沢が俺の腕を掴んで、杏の目の前に連れていった。
しかし……。
「…陸………どこ?」
全く…俺が見えていない。
「…杏……」
名前を呼んで…杏の手を握る。
「………っっ……いやぁあああああ!」
「え…」
握った手を悲鳴と同時に、思いっきり振りほどかれた。
その表情は…恐怖に怯えてて…。
そして、信じられない光景を目の当たりにする。
「………っ……かい……ちょ…」
「杏樹……落ち着け」
杏が、すぐ隣にいた会長に…甘えるように抱き着いた。
会長も、しっかりと抱きしめる。
まるで…会長と付き合っているような……そんな感じ。
俺の世界から…色が失われた。