地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
あたし……まだ陸が好き?
「おい、杏樹」
「……」
パチン!!
「杏樹!」
「ヒャッヘ!?」
目の前で手を叩かれて、会長がいたことを思い出した。
自問自答ばっかりして……自分の世界に入ってた。
「何度呼んだと思ってんだ」
「ごめん……」
顔を上げて……会長を見る。
「……今日は検査で疲れただろ。さっさと寝ろ」
「うん」
コクンと頷いた。
時刻は8時を過ぎてる。
面会時間も、そろそろ終わりだ。
「じゃあな」
「おやすみ」
あたしの頭をひと撫ですると、病室を出ていく会長。
1人になったら、静か過ぎる。
個室だから……仕方ないんだ。
床頭台に置いてある陸からもらったネックレスを取り、揺らしてみる。
紅いオパールが、キラキラと蛍光灯の光を受けて輝いていた。
そう……まるで、陸とあたしが笑い合ってるように。
「おい、杏樹」
「……」
パチン!!
「杏樹!」
「ヒャッヘ!?」
目の前で手を叩かれて、会長がいたことを思い出した。
自問自答ばっかりして……自分の世界に入ってた。
「何度呼んだと思ってんだ」
「ごめん……」
顔を上げて……会長を見る。
「……今日は検査で疲れただろ。さっさと寝ろ」
「うん」
コクンと頷いた。
時刻は8時を過ぎてる。
面会時間も、そろそろ終わりだ。
「じゃあな」
「おやすみ」
あたしの頭をひと撫ですると、病室を出ていく会長。
1人になったら、静か過ぎる。
個室だから……仕方ないんだ。
床頭台に置いてある陸からもらったネックレスを取り、揺らしてみる。
紅いオパールが、キラキラと蛍光灯の光を受けて輝いていた。
そう……まるで、陸とあたしが笑い合ってるように。