地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
え……なんで……?
あれだけ会いたかったのに、いざ現れられると、動揺が全身を襲う。
まさか……「やっぱり別れよう」って言いにきたのかな。
「……どうしたの?」
ベッドから立ち上がり、部屋の入口である扉に近づいた。
「入っても良いか?」
「…………」
“良いよ”とは言えない。
自分の想像した通りに話されたら、今度こそ立ち直れないと思ったから。
「まぁいっか、ここで」
「え……」
なのに、陸は特に気にすることもなくて……扉の前に座り込んだ様子。
「杏、座れよ。ちょっと長くなるぞ?」
「あ……うん……」
扉に背中をつけて床に座った。
何を話されるんだろう。
長くなるって……そんなに話すことあるのかな?
あれだけ会いたかったのに、いざ現れられると、動揺が全身を襲う。
まさか……「やっぱり別れよう」って言いにきたのかな。
「……どうしたの?」
ベッドから立ち上がり、部屋の入口である扉に近づいた。
「入っても良いか?」
「…………」
“良いよ”とは言えない。
自分の想像した通りに話されたら、今度こそ立ち直れないと思ったから。
「まぁいっか、ここで」
「え……」
なのに、陸は特に気にすることもなくて……扉の前に座り込んだ様子。
「杏、座れよ。ちょっと長くなるぞ?」
「あ……うん……」
扉に背中をつけて床に座った。
何を話されるんだろう。
長くなるって……そんなに話すことあるのかな?