地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
なのに、コイツったら……。
あたしの腋に手を差し込んで、持ち上げた。
「ちょっ!?」
「行くぞ」
抱っこされて、下へ続く階段を下りる。
器用にリビングのドアを開けて、中に入った。
その場にいた家族全員に注目される。
「あ、杏樹!?」
「ひぇ~~」
陸に抱っこされてるところを、お父さん達に見られるの恥ずかしいよ!
真っ赤になる顔を隠すように、胸にうずめてくっついた。
寝たふりしようかな?まだ間に合う?
いや、もう無理か。声出しちゃったし。
「降ろして!」
「ヤダ」
小声で頼んでみるが、即答で却下される。
あたしの腋に手を差し込んで、持ち上げた。
「ちょっ!?」
「行くぞ」
抱っこされて、下へ続く階段を下りる。
器用にリビングのドアを開けて、中に入った。
その場にいた家族全員に注目される。
「あ、杏樹!?」
「ひぇ~~」
陸に抱っこされてるところを、お父さん達に見られるの恥ずかしいよ!
真っ赤になる顔を隠すように、胸にうずめてくっついた。
寝たふりしようかな?まだ間に合う?
いや、もう無理か。声出しちゃったし。
「降ろして!」
「ヤダ」
小声で頼んでみるが、即答で却下される。