地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
いつの間にか、あたしの両手は自由を取り戻し、陸から解放されていた。
首に腕をまわして抱きつく。
“ありがとう”と“大好き”の意味を込めて。
「…………杏を食いたくなった」
「だ~めっ! 今度いっぱいして?」
「……拷問だろ」
ブツブツ言ってる陸を「よいしょ」と退かして、起き上がった。
パジャマのボタンをしめる。
今日はムリだよ。下に、お父さん達いるし。
まだ、やらなきゃいけないこと残ってるしね。
でも…………ちょっとくらいなら良いかなぁ。
「りー……」
「あ?」
床にゴロンと仰向けで寝てる陸の顔を上からのぞき込んだ。
一瞬だけ、唇を重ねて、すぐに離れる。
「ちょっとだけだよ?」
ペロっと舌を出して笑いかけた。
突然のことに、驚いてる陸。
首に腕をまわして抱きつく。
“ありがとう”と“大好き”の意味を込めて。
「…………杏を食いたくなった」
「だ~めっ! 今度いっぱいして?」
「……拷問だろ」
ブツブツ言ってる陸を「よいしょ」と退かして、起き上がった。
パジャマのボタンをしめる。
今日はムリだよ。下に、お父さん達いるし。
まだ、やらなきゃいけないこと残ってるしね。
でも…………ちょっとくらいなら良いかなぁ。
「りー……」
「あ?」
床にゴロンと仰向けで寝てる陸の顔を上からのぞき込んだ。
一瞬だけ、唇を重ねて、すぐに離れる。
「ちょっとだけだよ?」
ペロっと舌を出して笑いかけた。
突然のことに、驚いてる陸。