地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
先生が携帯で、どこかに電話を掛けているようだ。
「も、もしもし! 3年Ⅰ組です! 助けて下さい!」
どうやら、職員室のようだ。
「あんじゅちゃんのうそつき」
また聞こえてきた。
「こっちに来てくれるって言ったじゃん」
あぁ……泣いてる。
寂しいって心が泣いてるんだ。
「やっと遊んでくれると思ったのに」
ごめんね。
ムリだよ。
「無理やりにでも、連れて行くよ?」
スッと教室内に妖気が充満した。
冷房がついていないのに、肌寒く感じる。
制服の上から腕をさすった。
「やっと…………会えたね?」
教壇の上。
座って、足をブラブラと揺らし、あたしを見てる。
今回のすべての原因。
繭ちゃんが目の前に現れた。
「も、もしもし! 3年Ⅰ組です! 助けて下さい!」
どうやら、職員室のようだ。
「あんじゅちゃんのうそつき」
また聞こえてきた。
「こっちに来てくれるって言ったじゃん」
あぁ……泣いてる。
寂しいって心が泣いてるんだ。
「やっと遊んでくれると思ったのに」
ごめんね。
ムリだよ。
「無理やりにでも、連れて行くよ?」
スッと教室内に妖気が充満した。
冷房がついていないのに、肌寒く感じる。
制服の上から腕をさすった。
「やっと…………会えたね?」
教壇の上。
座って、足をブラブラと揺らし、あたしを見てる。
今回のすべての原因。
繭ちゃんが目の前に現れた。