地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
繭ちゃんのボサボサの黒髪を、手ぐしで整えてあげる。
前髪が伸びて、ちょっと顔が隠れていたんだけど……。
「ヤバ…………可愛すぎるんですけど……」
髪をよけて、見た素顔は……めちゃくちゃ可愛い。
クリッとした大きな瞳。
顔の大半は目じゃないかな……。
色白で、ぽっぺは柔らかい。
パクって食べちゃいたいかも。
睫毛もびっしり生えてて、長い。
小さな鼻と唇が可愛すぎる。
ホントに妖怪……?
子供のモデルに出したいくらいに可愛いんですけど……。
「杏樹ちゃん……ケガしてる。ごめんなさい……」
「へ?」
繭ちゃんの容姿に見とれていたら、小さな手があたしの頬に触れた。
どうやら……破片で切ったみたい。
「大丈夫だよ、痛くないし」
頭を撫でてあげると、あたしの首筋に顔をうずめる。
その時。
ガラッ────
教室の扉が開いた。
前髪が伸びて、ちょっと顔が隠れていたんだけど……。
「ヤバ…………可愛すぎるんですけど……」
髪をよけて、見た素顔は……めちゃくちゃ可愛い。
クリッとした大きな瞳。
顔の大半は目じゃないかな……。
色白で、ぽっぺは柔らかい。
パクって食べちゃいたいかも。
睫毛もびっしり生えてて、長い。
小さな鼻と唇が可愛すぎる。
ホントに妖怪……?
子供のモデルに出したいくらいに可愛いんですけど……。
「杏樹ちゃん……ケガしてる。ごめんなさい……」
「へ?」
繭ちゃんの容姿に見とれていたら、小さな手があたしの頬に触れた。
どうやら……破片で切ったみたい。
「大丈夫だよ、痛くないし」
頭を撫でてあげると、あたしの首筋に顔をうずめる。
その時。
ガラッ────
教室の扉が開いた。