地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
その時。
「杏樹!」
後ろから、名前を呼ばれた。
パッと振り返る。
会長以外に、名前を呼ぶのは、誰?
振り向いた先に立っていたのは…………。
「ゆ、柚莉!?」
正門を出て数メートル先のところに、相澤君と手を繋いで、立っている親友。
あたしが存在に気付いたとわかったからか、ブンブンと手を振ってる。
ど、どうして?
「迎えに来たよ!」
パタパタとこちらへ駆け寄ってきた。
「ごめんね、神崎さん。柚莉がどうしても来たいからって……」
苦笑気味に、相澤君がここへ来た理由を話す。
あたしが家に帰るまで、待てなかったらしい。
可愛いことをしてくれますな。
この親友は。
「だって、ズルイじゃん! 彼だけなんて……」
「えっ?」
柚莉の言葉の意味が分からない。
彼って、誰?
不思議で、首を傾げた瞬間。
「キャアアアアアーー!」
周りにいた生徒達から、黄色い歓声が上がる。
同時に、あたしの体が宙に浮いた。
「杏樹!」
後ろから、名前を呼ばれた。
パッと振り返る。
会長以外に、名前を呼ぶのは、誰?
振り向いた先に立っていたのは…………。
「ゆ、柚莉!?」
正門を出て数メートル先のところに、相澤君と手を繋いで、立っている親友。
あたしが存在に気付いたとわかったからか、ブンブンと手を振ってる。
ど、どうして?
「迎えに来たよ!」
パタパタとこちらへ駆け寄ってきた。
「ごめんね、神崎さん。柚莉がどうしても来たいからって……」
苦笑気味に、相澤君がここへ来た理由を話す。
あたしが家に帰るまで、待てなかったらしい。
可愛いことをしてくれますな。
この親友は。
「だって、ズルイじゃん! 彼だけなんて……」
「えっ?」
柚莉の言葉の意味が分からない。
彼って、誰?
不思議で、首を傾げた瞬間。
「キャアアアアアーー!」
周りにいた生徒達から、黄色い歓声が上がる。
同時に、あたしの体が宙に浮いた。