地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
幸い、周りのお嬢様方が騒がしかったおかげで会話の内容は、あたし達3人しかわかってない。
「上等。今回は譲ってやるよ」
「今後も、譲らないがな?」
しばらくにらみ合いが続くと、急にフッと2人が少し笑った。
いや、意味わかりません。
真っ赤な顔から一転。
この状況を理解できてないから、首を横に傾げる。
たぶん……陸と会長……和解みたいなモノをしたのかな?
「さて、帰るぞ」
ようやく、地面に降ろしてもらった。
けど、帰るって……?
「どこに?」
「俺ん家」
「え、行かないよ!」
即答で返す。
だって、今日は被害者達の病院に行くんだもん。
陸と帰る気はない。
繭ちゃんが、彼女たちに謝るって言ったから。
理由を伝えると、途端に機嫌が悪くなるのがわかった。
「じゃあ、必ず俺ん家に来い」
「行かないよ、繭ちゃんと遊ぶの」
ピキッとお怒りのマークが額に現れる。
そんなコトしたって、今日は行かないよ。
ここ数日、遊んであげられなかったから、昨日遊ぼうって約束したんだもん。
「……会長の次は繭かよ」
ボソッとため息とともに呟かれた言葉。
自分より、繭ちゃんを選んだことが悔しいみたい。
「上等。今回は譲ってやるよ」
「今後も、譲らないがな?」
しばらくにらみ合いが続くと、急にフッと2人が少し笑った。
いや、意味わかりません。
真っ赤な顔から一転。
この状況を理解できてないから、首を横に傾げる。
たぶん……陸と会長……和解みたいなモノをしたのかな?
「さて、帰るぞ」
ようやく、地面に降ろしてもらった。
けど、帰るって……?
「どこに?」
「俺ん家」
「え、行かないよ!」
即答で返す。
だって、今日は被害者達の病院に行くんだもん。
陸と帰る気はない。
繭ちゃんが、彼女たちに謝るって言ったから。
理由を伝えると、途端に機嫌が悪くなるのがわかった。
「じゃあ、必ず俺ん家に来い」
「行かないよ、繭ちゃんと遊ぶの」
ピキッとお怒りのマークが額に現れる。
そんなコトしたって、今日は行かないよ。
ここ数日、遊んであげられなかったから、昨日遊ぼうって約束したんだもん。
「……会長の次は繭かよ」
ボソッとため息とともに呟かれた言葉。
自分より、繭ちゃんを選んだことが悔しいみたい。