地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
昼休みが終了することを知らせるチャイムが鳴ると、陸が起き上がった。
「機嫌は直った?」
「……」
無言ですか?
無視ですか……?
黙ったままの陸を呆れたような目で、見つめていた時。
「……っ……!?」
繭ちゃんがすぐ近くにいるのに、いきなり後頭部を引き寄せられて……口を塞がれる。
「りっ……」
「ダメ。まだ」
離れようとしても、腰まで抱き寄せられて……逃げられない。
「あーちゃん……?」
ギャアアアアアア!
繭ちゃんに見られちゃったじゃない!!
教育に悪いよっ!?
不思議そうな無垢な瞳で、あたし達を見ているのが……見えなくてもわかる。
「繭、松沢のところへ行っておいで。遊んでくれるだろうから」
一旦、あたしから離れた陸が優しげに言った。
「機嫌は直った?」
「……」
無言ですか?
無視ですか……?
黙ったままの陸を呆れたような目で、見つめていた時。
「……っ……!?」
繭ちゃんがすぐ近くにいるのに、いきなり後頭部を引き寄せられて……口を塞がれる。
「りっ……」
「ダメ。まだ」
離れようとしても、腰まで抱き寄せられて……逃げられない。
「あーちゃん……?」
ギャアアアアアア!
繭ちゃんに見られちゃったじゃない!!
教育に悪いよっ!?
不思議そうな無垢な瞳で、あたし達を見ているのが……見えなくてもわかる。
「繭、松沢のところへ行っておいで。遊んでくれるだろうから」
一旦、あたしから離れた陸が優しげに言った。