地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
6限目が、そろそろ終わる頃……フェロモン大放出の閻魔大王から解放される。

だからと言って、あぐらをかいた中に座らせられて……後ろから抱きしめられてるんだけど。


「……バカ陸」

「久々に杏ちゃんを堪能したな」


言うことすべてがエロい。

変態だ……。


すると。


「やっぱり……この感触最高」

「……さっきまで触ってたじゃん……」


制服のシャツの中へ手を滑り込ませた。

自由に動き回る手……。



「……っ……ぁ……」

「杏だって、嬉しいんだろ?」


自分の手で口を押さえて、声が漏れるのを防ぐ。

聞かれたら、またまた変態のスイッチが入っちゃうよ!



でも、この時間で改めてわかったことがある。


「りー……」

「ん?」


名前を呼んで、一旦手の動きを止めさせた。
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