地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
それを伝えると、少しホッとしたような表情になる杏。

自分のせいで、俺の仕事の邪魔をした……と思ってたみたいだ。


「気にしなくて良いからな」


優しく柔らかい頬を撫でてやる。


すると、次の瞬間。



「陸……ありがとう」



微笑みを浮かべて、ギューっと真っ正面から抱き着いてきた。



しかし……勢いのあまり……。


バタン……!



「アハハ……ごめん」

「……」

ベッドに2人で倒れ込んだ。

杏が俺の体に、跨がっている状態。

豊かな谷間が、目の前にある。


「すいません……っきゃ……」

ベッドから降りようとした杏の顎を掴んで、優しく口を塞いだ。


杏のその気になるように、ついばむようなキスを繰り返す。
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