地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ

あー…ヤベぇ……。

今日までの我慢が限界まで来てる。


大体……3週間くらい触れてねーし。

完璧杏ちゃん不足だ……。


「杏、ちょっとおいで」

「陸?」


自宅近くの家と家の狭くて薄暗い隙間に、杏を連れ込む。


「どうしたの?」


キョトンとして俺を見上げる杏。

薄暗い中でも、真っ白で綺麗な肌がわかった。

無防備なさくらんぼ色の唇を奪う。


「……んっ………」


杏の久々の甘い声が、俺の理性を崩していった。



服の中へ、手を滑り込ませる。


いつもなら、ここらへんで叩くか、押すかの抵抗を見せるのに……

今日は一切ない。


というか……俺の首へ腕をまわしてきた。
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