私と彼の関係
森の中へ
森の中へ入っていくと、きれいな花がたくさん咲いていた。
大和は分かれ道があっても、迷わず道を選んでいく。
「詩織。疲れてないか?」
突然、大和が話しかけてきた。
「うん。大和は、ここに来たことがあるの?」
と聞いた。
「来たことはあると思うけど、道はわからない。」
思わず「えぇ~!」と言ってしまった。
「大丈夫!俺始めて行くところでも迷子にはならないから!」
と頭を撫でてくれた。
なんの根拠もない大和の言葉が心地よかった。