君のホームランで、連れてって!!
俺は、いつの間にか眠っていた。
なぜか・・・
とても、あたたかかった。
優しいぬくもりを、感じた。
優しい。
温かい。
暖かい。
気持ちがいい。
「悠...」
とても、優しくあたたかい声で俺は目を覚ました。
そこにいたのは、
「菜緒・・・・」
太陽にあたって光っている菜緒の髪。
茶色に見えてくる・・・・。
桃色の唇。
二重でくりくりとした目。
透き通った瞳。
サラサラとした髪。
薄くて柔らかい肌。
君に出会えてよかった。
「菜緒。ありがとう」
「どうしたの?悠」
笑みを浮かべた菜緒の顔は、極上なモノだった。