ソラを見上げれば・・

「うん。」

天使の微笑みの葉音。

可愛いっ!!

「ありがと~。葉音大好きっ!!」

「あたしも碧ネエ好きだよ。」

あたしたちは抱き合う。

そのすきに逃げようとする涼。
それも見逃さない葉音。

「涼くん何逃げてるの?」


ビク!!

「に…逃げてないよ?」

「そう。よかった。」


・・・。
葉音は怒ると怖いよ。




「あおい~。
早くコッチ来なさい。」


「はぁい」



あたしは返事をしてお母さんのほうへ
向った。後ろを振り返らずに。


だって怖いんだもん。
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