ソラを見上げれば・・

返事がしない。


「あおい?どうしたのコイツラ。」

あたしに振る。


「う?知らない。」


ブルブルと首を横に振るあたし。
そんなあたしを見てゆうちゃんは笑いをこらえてる。


「ゆう?知ってる?」

湊ちゃんはゆうちゃんに話を振った。


ゆうちゃんはクスクス笑って一言

「あれだよ。」


と言うだけ。あたしには全く分からないのに・・・


「そっか。」

とニヤッと笑ってあたしを見た湊ちゃん。




・・・・?訳がわからないんですけど~?




「ま。そろそろ準備して。着替えに行ってきてよ~」

湊ちゃんがみんなに声をかける。


みんなはぞろぞろと動き始める。



「碧!!あたしたちもいこ?」

いつの間にか着替えを手にあたしの前にいるゆうちゃん。


「あ。待って待って・・・」


急いで準備してゆうちゃんの後を追う。




「やぁ~・・・ゆうちゃんがサンタさんのかっこうするのって・・・
ある意味脅威だね♪」

「なんで?!」


ちょっと怒ったみたい。


あたしはそんなゆうちゃんの耳元で・・・


「可愛すぎて男の子が落ちちゃいそうだから」

呟いた。
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