ソラを見上げれば・・




「うま・・・。」



卵焼きを口にした瞬間に口の中に広がる風味・・・



誰が食ってもうまいと言うだろう。



「ほんと?よかった・・・」



ホッと胸をなでおろしてる姿でさえ愛しいと思う。



今、隣にいる碧の手作り弁当を食ってる。


ちなみにココは屋上。



俺達のほかには悠斗と倉沢。



いつ見ても熱いな・・・・

こっちまで恥ずかしくなるっつーの・・・



「圭の好みの味でよかった♪」

そう言って自分の弁当を食べ始める。



碧が手作り弁当を作ってくれるようなになったのはついこの前のコト・・・・


俺が購買でパンを買っていたら・・・



「・・圭ってお弁当持ってこないの?」


碧がふとした疑問を口にした。


「あぁ。俺の家共働きだから・・・


1人暮らしなわけ。


だから作れなくて。」


そう。俺高校から1人暮らしなんだよな・・・


だから飯とかもつくるけど・・・


碧みたいにはうまく作れない。







< 277 / 342 >

この作品をシェア

pagetop