ソラを見上げれば・・
「栄養かたよるよ・・・」
何かを考え込むように下を向く碧。
俺は別に栄養とかあんま気にしないんだよな・・・
「・・・決めたっ!
明日からあたしが圭のお昼作る!!」
「・・・へ?」
いきなりだったから意味がよくわからない。
「だから。
圭いっつもパンでしょ?
そんなん駄目だよ。栄養とかかたよるし・・・
だからあたしがつくるね♪」
ぇへへ♪って笑って言ってくれる碧は可愛くて・・・
抱きしめそうになったけど人がいっぱいいたから我慢した・・・。
「・・・あ~・・
でも面倒じゃない?時間とか掛かるし・・・」
嬉しかったけどよくよく考えればそうだよな・・・
毎日学校行く前に弁当作るなんて・・・
早起きしないと・・・
「え?別にいいよ?
4つも5つも作るのなんて一緒だし♪」
サラッとなんか言ったよコノ子。
「?どういう・・・」
俺の頭の中のクエスチョンマークが見えたのか
「あたし毎朝皆の分のお弁当作ってるんだ♪
お母さん朝早いから。」