ソラを見上げれば・・
「ただいま・・・」
明日のお弁当のおかずを悩みながら家に帰る。
何が良いかなぁ・・・
「あ。碧ネェおかえり♪」
ちょうど階段から降りてくる葉音とばったり。
「葉音。ただいま。」
あたしは靴を脱ぎ家にあがる。
「ね。碧ネェ!今から暇?」
部屋へ向かうあたしを葉音は呼びとめる。
「?買い物行くだけだし・・・
暇かな?」
今日の夕飯と明日のお弁当の材料買わないと。
お母さん今日はいないんだよね・・・。
「よかった!!
今から一緒に買い物行ってもいい?」
笑顔であたしに聞いてくるあたしの家の天使。
「いいよ。何買いたいの?」
葉音は昔から買い物とか一緒に行くんだけどこうして頼まれたことは無かったから何か買いたいものでもあるんだろう。
「えっと・・・服と・・・
プレゼント・・・」
ちょっと顔を赤らめて恥ずかしそうに言う葉音を見てすぐに分かった。
可愛いな。って思う。
「わかった。すぐ着替えるから下で待ってて?」
「うん♪ありがと!碧ネェ!」
階段を上がり自分の部屋へと足を進める。