ソラを見上げれば・・
「じゃ、俺こっちだから。」
俺は2人とは別の方向に歩く。
「そっか。じゃね。」
「またな。」
別々の方向に歩いてく俺たち。
たとえ、未来がバラバラでも繋がってるって信じれるから怖くない。
そう、思うよ。碧。
「圭、強いよな」
「そうだね。ほんと強いよ。」
しみじみと感じる圭の強さ。
あの日を境に圭は変わった。
強く、碧との記憶も大切に生きている。
ただ、碧のことはまだ、少し引きずっている。
まぁ、無理もないか。
「けど、碧も見てて嫌だろな。
“無理してる”って心配してそうだよ・・・」
「ほんと。空の上からね。」