ソラを見上げれば・・

「えっ?いつ?」

いつって・・・。


「中学のトキ。でもあんまり覚えてないんだ。

名前もわかんなかったし」


と言って笑う。




屋上に吹く風があたしの髪を揺らす。
心地いい。



「・・・。そうなんだ。

碧ちゃん・・・。

1つだけ俺にもいいこと言わせて?」



あたしは振り返って悠斗君を見る。





「圭は碧ちゃんのこと

大切に思ってるから。

今も昔もね。」



・・・。



へ?てか今も昔もって?




「えっ!!なに・・・」




「あっ!もう授業始まるよ?


急がないと!!」


と言われあたしは時間を確認する。




あと1分で始まるよっ!!
ヤバい・・・。





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