雛チャンのお隣さん。

‐再会‐


「いやぁ~…久しぶりだね~~」

『う、うん。久しぶり…』

ま、まさか、

イケメンの正体が陵君だったなんて…

しかし、あの、普通な人だった陵君がイケメンに変わってるとか…

『…ベタだなぁ~』

「へ? ベタ??」

『う、ううん!何でもない…』

「そういや、今、仕事何やってんの?」

『え?私??私は前住んでた所で働いてた店が系列店になったからコッチに来たんだ…』

「へぇ~…どんな店?」

『飲み屋!お酒好きだから… 陵君は何やってんの?』

「俺?俺はね…」

《ピリリリリッ》

言いかけた時に陵君の電話が鳴った。

それにしても、何なんだろ…
陵君の職業…

「…時間が無い?大丈夫。今回は俺が進行するから…」

この会話だと、会社員?
いや、陵君、頭いいから社長かも…

なんて、色々考えているうちに陵君の電話は終わっていた。

「…じゃあ、俺、そろそろ行くね!」

『はい…行ってらっしゃい…』

あっ!にしても、陵君の職業って何…?

…とりあえず、帰ろう…
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