トマト君、イチゴちゃん
トマト君
「あ…」

俺は、声をあげた。

好きな子がいたから。

名前は[吉川みゆ]
小柄で守ってあげたくなる。


俺も、人のことはいえないぐらい小柄だけど。

どうしよう…?

話かけようかな…

「吉川ーっ」


ん?という、なんとも可愛らしい表情で振り返ったみゆ。


「あ、東野くん」

「今、帰り?」

「そうだよ」

「誰かと待ち合わせ?」

「ううん、方向合わないから…いつも1人なの」


そうなのか。知らなかった。

「一緒に帰る?」







発言したのは…みゆだ。

「えっ、あ、でもっ!!東野くんクラブ、あるでしょ!?」

顔を真っ赤に染めて、照れるみゆは、俺的には…抱きしめたくなる。


俺、変態なのか…?
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